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\ interview /インタビュー

竹中芳郎さん カーレット

私のカーレット

きっかけは、ささいな興味から

カーレットへのきっかけは、図書館で見つけたチラシでした。退職して5年、それまで吹き矢や囲碁の教室などに行ったことはありましたが続かず、そんな中で出会ったのがカーレットでした。聞き慣れないカーレットという競技に興味を持ち、教室に参加してみることにしました。
カーレットはカーリングがもとになった競技です。私も軽い気持ちで始めたものの、もう5年活動を続けています。文京区には地域ごとにクラブがあり曜日、夜間の時間帯も含め、様々なライフスタイルに合わせて活動に参加できます。私がよく参加するクラブでは昼間ということもあり60~80代の方が中心に活動しています。活動日もたくさんあるので、自分の行きやすい時間帯を選んで参加することができます。毎回20人ほどが集まり、みんなでワイワイ楽しんでいます。

続けるうちにわかってくる楽しさ

カーリングとルールは同じでも、カーレットは会議室の机を4つ並べた程度のスペースで出来るのが利点です。使う6センチのストーンも小さくて軽いで、小学生から年配の方まで、体力に自信がなくても対等に得点を競い合うことができます。カーリングと違う点は、クッションと言って左右のエッジ(ヘリ)が使えることです。そのためストーンの跳ね返りなどを計算して戦略を立てるなど、意外と頭を使う競技で、ビリヤードとカーリングの面白さを合わせ持っています。

カーレットから広がる人間関係の輪

私がカーレットに出会って変わったことは、自分の世界が広がったことです。もともと人前で話すことが苦手な私でしたが、カーレットを通じて仲間とコミュニケーションを取り、喜びを共有する中で人と接することに慣れ、自分の意見も積極的に言えるようになりました。
また、「子ども会や各種イベントでカーレットの紹介をしてほしい」と頼まれたこともあり、それが今では地域のボランティア活動にもつながっています。多くの人と関わる機会が増え、自身の生活にハリが出て、充実しています。これからも、自分にできる範囲のことはどんどんやっていこうと思っています。

「やってみる」ことが変わるきっかけに

新しいことを始めるとき、活動的な人はどんどん外に出ていくことができると思います。でも、そうでない人ももちろんいますよね。そんな人に思うことは、まず外に出ていくことが大切だということです。家にいるだけでは何の変化もなく、ただ日々が過ぎていくだけなので、まずは外の世界に興味を持ってみてください。
私のように、ささいなことから世界はどんどん広がっていきます。自分が少しでも興味があると思えるものが見つかったなら、まずはやってみましょう。楽しいと思えたなら続けてみましょう。それが自分のこれからを変えるきっかけになるかもしれません。

このページを執筆したセカンドステージサポートゼミのみなさんと一枚

\ 取材後記 /

カーレットを初めて知ったのですが、戦略的でチームを盛り上げるワクワク感いっぱいのゲームだと思いました。カーリングがもとだと聞いてさらに興味が湧きました。インタビューに真摯に答えてくださり、終わってみれば竹中ワールド全開でした。
私たちもカーレットを愛してやまない竹中さんに見習い、いくつになっても元気なセカンドライフを目指したいと思います。これからも竹中さんのご活躍を期待しています。