\ interview /インタビュー
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混声合唱団、施設訪問ユニット、 カラオケを歌う会、桜会 宮田宣義さん
場を作る楽しみ
60歳を過ぎたら人の役に 立つことをしたい

私はサラリーマンのころから、信条として60歳を過ぎたら人の役に立つことをしたいと考えていました。たまたま、若いころから趣味でクラシックギターを弾いていたので、これなら活かせるかもしれない!と思い、福祉施設への訪問などで活動をしている団体に声をかけ、演奏者として参加するようになりました。そこで、協力してくれるピアニストや声楽家の先生に出会い、その方々と混声合唱団を立ち上げました。
二刀流で活動の幅を広げる
「人の役に立ちたい」という思いが根底にあるので、自分自身が楽しいというより訪問する施設の利用者が主役、私たちはサポート役という考えで活動しています。訪問に向けては、童謡、唱歌など、利用者の皆さんがよくご存じの曲を選曲します。当日は手作りの歌詞カードを配り、ピアノの伴奏で一緒に歌います。施設の利用者に「楽しかった」「また来て欲しい」と思って頂けることが私たちの喜びです。
また、もっと活動したいという思いから、オペラを歌う友人と施設訪問ユニットを結成しました。2人だと小回りが利くので、施設の方も気軽に声をかけてくださり、訪問頻度も増えました。施設の要望に合わせて合唱団とユニットの両方で活動を行っていました。
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訪問活動の一コマ
楽しく活動できる場を提供したい
新型コロナウイルスが流行して訪問が難しい状況になり、しだいにカラオケへと移行していきました。文京福祉センター江戸川橋の「カラオケを歌う会」は60歳以上を対象とした当日参加型の会で、純粋にカラオケを楽しんでいます。仲間と一緒に歌うことでリフレッシュでき、人の歌を聞いて学ぶことにもなります。私はサポート役としてこの活動に関わっています。カラオケの機械は操作がややこしく、歌う順番などで問題になることもあるので、参加している皆さんが気持ちよく歌えるように工夫しています。
参加者が楽しく元気になってもらいたい、これが私の願いであり、生きがいだと感じています。


「カラオケを歌う会」の様子(左) / カラオケ会(桜会)での様子(右)
自分たちで会を作るのも一つの方法
セカンドステージに一歩踏み出す方法には、自分たちで会を作るという選択肢もあります。まずは、自分はリーダー型なのか参画型なのかを見極めて仲間を見つけるとよいと思います。
もう一つ肝心なのが目的です。私が設立した会では、楽譜を読んで学ぶこと、ピアノの伴奏で歌うこと、先生の指導で音楽的にステップアップしていくことを目的にしています。
どんな会を立ち上げるにしても、目的を明確にして、会を作るのが重要と思います。ぜひ参考になさってください。
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このページを執筆したセカンドステージサポートゼミの方と一枚
\ 取材後記 /
数々の活動を自ら立ち上げてこられた宮田さん。そのパワーの源泉はどこにあるのでしょうか。お話を伺って明らかになったのは、活動に集まってくれる皆さんに存分に楽しんでもらいたい、そして自らも活動を楽しみたい、という宮田さんの純粋な思い。宮田さんのお話には、セカンドステージに入るすべての人への貴重なメッセージがふんだんに含まれているのではないでしょうか。