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\ interview /インタビュー

玉井幸江さん(右) 高橋俊美さん(左) フラサークル・マヒナ

歌謡フラで広がった世界

マヒナの活動とは

高橋:今から7年前に立ち上げたフラダンスのサークルです。きっかけは、子どもの学校での保護者会
でした。講師の玉井先生と仲良くなり「是非私たちにもフラダンスを教えてほしい!」とお願いして、サークルが立ち上がりました。
玉井先生は専門講師や、本場ハワイのクム※から指導を受け、本格的なフラダンスをされています。
またお年寄りの方や障がいのある方にボランティアで一緒に楽しめる活動はできないかと考え、歌謡曲に合わせて踊る「歌謡フラ」にも取り組まれています。私たちはその姿に影響を受け、フラダンスを楽しむと共に、先生が取り組んでいる活動の一端を担えればと思っています。

※ハワイ語で師匠のこと

歌謡フラで心もおどる

玉井:昔、流行った歌謡曲は、今の高齢者にとっては大変親しみやすい曲で、一緒に歌うこともできます。そんな歌謡曲に合わせて、からだを動かすことができれば、心も躍り、一石二鳥の効果が生まれると考えました。
フラダンスの動きには、それぞれ一つひとつに意味があります。歌謡曲の歌詞にどんな振りを付けたら良いのかもきちんと考え、教えるときにその動きの意味をお話ししながら、わかりやすく伝えるようにしています。

楽器を使っての練習風景

活動を通して 自分たちに起きた変化

高橋:コロナ禍で、施設に出向いて、歌謡フラを踊る機会が減ってしまったことは大変残念でした。ですが、メンバーは、ビデオ通話を活用したレッスンなど、それぞれに学びを続けてきました。
発表会の時にはステンシル(衣装へのペイント)をしたり、フラワーアレンジメントをやっている方を中心に髪飾りを作ったり、それぞれ自分の持っている特技を提供し合って楽しくやっています。
自分たちの生き生きとした姿を見ていただくことで、より一層頑張ろうという次の意欲にもつながっています。

玉井:施設に入った母に、自分のフラダンス姿を見せたいとの思いから、ボランティアでフラを始め、新潟まで遠征し踊ったこともありました。相手が喜ぶ姿を見ることが、活動を続けていく私たちのやりがいとなっています。これからもそんな機会を増やしていきたいと思います。

カフェコンサートの様子

一歩踏み出そうとしている方へ

玉井:自分が元気に、健康に楽しく毎日を送るためには、新しいことに挑戦して楽しむことが大切です。始める年齢は関係ありません。自分が楽しいと思えることを長く続けていると、そのことが社会貢献につながっていくこともあります。そこには新たなやりがいも生まれます。何かをやれば、必ず、新たな人に出会い、刺激を受け、自分の世界が広がっていくのです。
元気に日々楽しく生活を送るために、まずは一歩踏み出してほしいと思います。

このページを執筆したセカンドステージサポートゼミのみなさんと一枚

\ 取材後記 /

マヒナの玉井さんと高橋さんはふわっと花が咲いたような明るく温かい雰囲気をお持ちの方でした。お互いに顔を見合わせ微笑まれる様子に、活動を通して育まれた絆がうかがえました。ボランティア活動を通しての様々な出会いに生きがいを感じられ、現在輝くことができているというお二人。私たちも何か興味があることから始めてみよう!と背中を押されました。ぜひ皆さまもこの冊子の中から活動を見つけて、一歩を踏み出していただけましたら幸いです。